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ITビジネス最前線
マイクロソフト株式会社お客様にとってもっとふさわしいシステムを創造し、ご提案していきたいですね

マイクロソフト株式会社が新しく設立した
「MC事業推進部」の部長に就任した山口竜司氏

ここ数年におけるお客様の動向の変化

マイクロソフトでは、2004年11月1日付けで「MC事業推進部」を設立した。この新しい部署では、ミッションクリティカルな企業の基幹システムを専門に扱うことになっている。マイクロソフトのチャレンジが新しいフェーズへと突入したと見てもよいだろう。その新部署に部長として就任した山口竜司氏に、まずはそのあたりの経緯からお伺いしていこう。

――「MC事業推進部」を設立された経緯について、お聞かせいただけますか?

山口氏: マイクロソフトが初めて、企業の基幹業務のレベルにまで参入するという意思表示を行ったのは、1997年の秋、Windows NT Server Enterprise Edition Version 4.0を出荷した時です。その後、通常のオフィス空間で使用されるサーバと厳密に管理されるデータセンターで使用されるサーバとで分けて考えなければいけないところを一緒のものと混同されて、信頼性などに関してのマイナスイメージが先行していた期間もありました。しかしながら、MSプラットフォームの価値をご理解いただいた先進的なお客様にご採用いただいて、この7年間で数々の実績が生まれてきました。

――マイナスのイメージといいますと?

山口氏: 以前は、お客様に「Windowsで業務システムをやりましょう」と申し上げても、「信頼性がない」「よく落ちる」といった話が必ず出ていました。マイクロソフトとしては、「運用レベルまで設計し、しっかりと管理すれば、そうしたことは起きません」と訴えてきたのですが…(笑)。混同されたイメージがパブリックイメージとなってしまいましたので、認識を変えるのは大変な期間と努力が必要でした。

――なるほど。確かにそれは、当時としては、お客様の率直な声だったでしょうね。

山口氏: はい。でも、2003年以降になると、大きな企業の基幹システムをWindows 及びSQL Serverで構築することもかなり一般的となってきまして…。それで、いよいよ、新たな部署を専任組織として立ち上げ、この市場を本格的に開拓していこうというまでに至ったわけです。

――日本ユニシスのES7000を使ったシステムも事例としてはかなりあると思うのですが、状況に変化が見え始めた分岐点は、いつ頃だったのでしょう。

山口氏: 一つの分岐点となったのは、2000年に稼働を開始した三井住友銀行様の事例ですね。一番最初のミーティングで、「マイクロソフト製品で、本当に大丈夫ですか?できるのですか?」というご質問があったのですが、自信を持って「大丈夫です」とお答えしました。それが、確かな事例となって証明できたのです。

――大企業、それも、金融系企業による事例は、大きな後押しになりますね。

山口氏: はい。実際そのとおりでして、そうした事例が広がってきまして、現在のお客様の反応は、前とは違ってきました。「本当に大丈夫なの?」というお声はいまでもまだ出るのですけど、「できないでしょ?」というお声はなくなりました。

――どういったことを望まれるお客様が多いですか?

山口氏: やはり多いのは、「既存の基幹システムで困っているのですけど…」といったお客様ですね。具体的には、「コストがかかる/融通が利かない/ビジネスのスピードについて行けない/運用している人は既存システムに慣れてしまって、新しいことをやりたがらない/インターネットに対応できない」などといったいろいろな制約があって、ビジネスを進められないで困っていらっしゃいます。

――確かに、古い既存のプラットフォームでいろいろとやろうとすると、コストなどのいろいろな制約が出てきますね。

山口氏: はい。そうした背景から、だいたい2002〜2003年頃から、「こうしたことは、Windowsでできるの?」という問い合わせが次第に出始め、それが、2004年になると、その数が飛躍的に増大してきた、という状況です。現在では、既存の基幹システムのリプレースに関する案件は、数え切れないほど抱えている状態になりました。

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