同院では従来、診療録や看護記録、検査依頼書、検査や治療の同意書などの帳票類、検体検査結果、X線写真、MRI・CT画像など、多岐にわたる情報を各診療科で記録・保管していた。複数科の医師や、看護師や薬剤師といったコメディカルの間でこれらの情報を共有できるようにし、重複問診の回避や院内業務の効率化などに寄与したのが、日本ユニシスと共同で開発した電子カルテシステムだ。
広島県西部において急性期医療を担う地域の中核総合病院。病床数570床(一般)、常勤職員数694名(2006年11月1日現在)。診療科目は、呼吸器内科、循環器科、腎臓・膠原病内科、糖尿病代謝内科、消化器内科、小児科、精神科・心療内科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、心臓血管外科、呼吸器外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、放射線治療科、画像診断部、麻酔科、歯科口腔外科。
例外なくすべての情報を電子化すること。
業務実態に則した操作性とすること。
院内の既存システムおよび地域医療機関との連携機能を有すること。
使用する人の立場にたってゼロからシステムを構築する真面目さと誠実さが評価された。また、従来からオーダリングシステムを納入しており、廣島総合病院様のスタッフと確かな協力・協調体制を構築していた。
もともと利用していた日本ユニシスのオーダリングシステムやサブシステムと連動させる形で電子カルテシステムを導入。検査・投薬の重複、既往歴やアレルギーの重複問診の回避、診療科を横断した合併症のチェック、診療科間での説明や治療方針の一致に役立てる。また、こうした情報共有によって院内業務の効率化を企図。
現在、地域医療連携システムは病院からかかりつけ医への一方通行のシステムだが、かかりつけ医側の診療情報を病院側で閲覧できるよう双方向通信システムを確立していく予定。将来的には、保健所や介護施設、消防署なども含めた総合的な地域の医療福祉ネットワークへの展開を図る。
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