2010年10月1日 掲載
従来のホストシステムはリリースから十数年を経ており、制度改正や外部環境の変化への対応に多額のコストがかかることや、適用プロダクトの選択肢も限られることで先進機能を採用できないといった課題があった。そこで日本ユニシスのES7000、rE6000などを基盤としたWindowsベースのオープン系システムに移行することにより、これら課題を解消し、これからの証券基幹系システムには必要不可欠とされるバッチレス化、キャッシュレス化、ペーパーレス化を実現した。
岡三情報システムは、岡三証券グループのシステム開発の中核を担う企業として1980年7月に設立、今年創立30周年を迎える。現在、岡三証券を含む全国14の証券会社に対し、証券基幹業務サービス「ODIN」 (Okasan Database Information Node)を提供している。創立30周年を機に該社のミッションステートメントを宣言、そのもとで「ユーザ要件を上回る高付加価値コンテンツの創造と高品質ソフトウェアの開発」など、全体行動7つの指針を制定し、今後ODINのさらなる機能・品質の向上を目指す。
ホストシステムでは、制度改正、取引所システムなどの外部環境変化への対応に多額の費用負担が強いられ、さらにサードパーティが提供する最新製品の適用が困難なため、先進機能を実装できないといった課題があった。一方で、リアルタイムな情報管理処理による充実したサービスの提供や、株券電子化への対応も急務となった。
朝の寄り付きの時間帯には取引所からの出来通知が集中するため、その時間帯のピーク時の負荷に耐えられるサーバが必要であった。日本ユニシスの「ES7000」は、そうした負荷に耐えられる大量・高速のトランザクション処理能力を持つ。また「rE6000」の仮想化機能や「SANARENA」のホストデータ連携機能も有効だった。
ホストシステム基盤上で運用してきた証券基幹系システムの信頼性を維持し、高可用性を実現するには、信頼性の高いオープン系OSが不可欠だった。
ピーク時の大量・高速のトランザクション処理能力に優れたデータベース・サーバであり、都市銀行など金融・証券分野での豊富な実績も評価された。
これまでホスト基盤上で運用してきた証券基幹系システムを、日本ユニシスの高可用性IAサーバ「ES7000」、ミッドレンジブレードサーバ「rE6000」、先進ユニバーサル・スターネットワーク・アーキテクチャ搭載ディスク・アレイ「SANARENA」を基盤にODINへと発展させた。これにより、約定後の顧客勘定、保管連動と証券税制計算等のリアルタイム化が可能になったほか、支店経費等のキャッシュレス化、社内帳票の電子化や顧客向け帳票の電子交付など、ペーパーレス化も実現した。
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