事例紹介 世田谷区役所

2008年7月4日 掲載

世田谷区では、同区の建築関連行政には欠かせない仕組みとなっている「街づくり情報システム」(1999年より稼働)を含むシステムをマイグレーションした。今回のリニューアルは、基本的に基盤部分のマイグレーションで、現状の機能を完全に維持しつつ、ソフトウェアのバージョンアップへの対応、ホットスタンバイシステムの確立による冗長性の強化、負荷分散装置の導入によるネットワーク負荷の安定などが図られている。これらを実現するため、新システムでは「ES7000+ブレードサーバrE5000/BS320」の形態が採用された。

組織紹介

人口約84万人、世帯数約43万戸、面積約58平方キロメートルの都内屈指のエリアを管轄する自治体。住宅建設を始め、商業施設設置や道路建設など、取り扱う建設関連の案件は膨大な数になる。建設関連の業務を行うために独自に構築された「街づくり情報システム」(通称:IDES)は、他の地方自治体からの視察が絶えない画期的なシステムとして高い評価を得ている。

システム導入要因

「街づくり情報システム」を含むシステムを、その機能を完全に維持した形でマイグレーションすることが 最大要件。4〜5年先にやってくる再構築を視野に入れつつ、今回のマイグレーションは、いかにコストを抑えつつ、従来システムを延命していくかが課題となっていた。

日本ユニシスが選ばれた理由

マイグレーション前のシステムと同様のサービスレベル確保に向け、コスト及びスムーズなマイグレーションと運用変更なしを考慮した結果、今システムでも、ES7000を初めとした日本ユニシスの基盤及びマイグレーションスキルが必須であった。

システムポリシー

Windows Server® 2003 Enterprise Editionの選択理由

前システムで採用され、安定稼働していたWindows® 2000 Advanced Serverを確実に継承するため。

ES7000の選択理由

安定稼働していた前システムを確実に継承し、かつ、システム構築の工数削減を図るため。

導入システムの概要、目的/効果

基本的には、現状システムのストレートコンバージョン。OS、ミドルウェア、アプリケーションなどのソフトウェアの保守契約期限が切れることを契機に、現状のシステム機能を完全に維持しながらのバージョンアップを行う。また、ハードウェア構成は「ES7000+ブレードサーバrE5000/BS320」の形にし、各サーバ機能を分散化しつつ、同時に、ホットスタンバイ体制を整えて、冗長化の強化を図る。Webサーバ部分に負荷分散装置を導入して、サービス提供の安定度を向上させる。

開発・導入・運用上のポイント

  • 「ES7000+ブレードサーバrE5000/BS320」の形態にすることにより、各サーバ機能を完全に分散する。
  • 2系統のシステムのうち、1つにすべてを入れ、もう1つをホットスタンバイとして、冗長性を高める。
  • Webサーバ部分に負荷分散装置を導入し、ネットワーク負荷、及びリソース利用率の安定化を図る。
  • OSをはじめ、導入されている各ソフトウェアを最新バージョンへと更新。
  • サーバの設置場所を本庁舎内から事務センターへと移行。

導入の効果と評価

  • ブレードサーバを利用し、個々のサーバ機能ごとに物理的配置を分散させたこと、及びホットスタンバイを確保したことで、安定度と安心感が向上。
  • 負荷分散装置の導入により、ネットワークの過大負荷から余儀なくされる再起動などの問題が解消。
  • 具体的な数値化はできないものの、現場からは「処理スピードは確実に上がっている」との声あり。
  • システム運用に関するヘルプデスク業務の軽減を達成。ヘルプデスク要員を1名削減することも実現。
  • データベースのトラブルや法改正などに確実に対応し、スケジュール通りにシステム構築が行えたことに高い評価。

今後の期待と展開

  • 今回のマイグレーションにおいて、コストが増大してしまったことを踏まえ、4〜5年度に予定されている再構築に向けては、コストダウンが実現できるシステム提案を希望。
  • 法改正に伴う帳票仕様の変更などをユーザーサイドで行えるようにしたい。
  • 庁舎内で運用を開始する予定のGISシステムを、来たるIDESの再構築を見据え、一部システムの切り離しや分散化等、今後庁内の方針を検討する段階にきている。

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本事例に記載された情報は取材時点のものであり、社名、内容など閲覧される時点では変更されている可能性がありますことをご了承ください。本事例は情報提供のみを目的としており、日本ユニシスは、明示的または暗示的を問わず、本事例にいかなる保証も与えるものではありません。

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